タイトル

涼宮ハルヒの溜息

著者

谷川 流

イラスト

いとう のいぢ

ページ数

文庫判 ページ数:288
出版 角川スニーカー
定価 定価(税込): 540円
あらすじ 爆進中!NO.1 第ベストセラー第2弾!!

宇宙人未来人超能力者と一緒に遊ぶのが目的という、
正体不明な謎の団体SOS団を率いる涼宮ハルヒの目下の関心事は文化祭が楽しくないことらしい。
行事を楽しくしたい心意気は大いに結構だが、なにも俺たちが映画を撮らなくてもいいんじゃないか?
ハルヒが何か言い出すたびに、周りの宇宙人未来人超能力者が苦労するんだけどな
―スニーカー大賞<大賞>を受賞したビミョーに非日常系学園ストーリー、圧倒的人気で第2弾登場!

 

 

感想

評価:C

今回の話は文化祭に向けて映画を撮る話です。

相変わらず地の文にのキャラクターが反応するのは混乱しますが今回は一場面ごとのキャラクターが多くさらに解り辛い印象を受けました。
一対一でしゃべっているときはまだ解りやすくなるんですけど……一人称だからでしょうか?
個人的には前作程の面白さはありませんでした。


今回もハルヒが言い出し映画を撮る事になりますが、内容的には朝比奈みくるさんの辱め?がメインな感じです。いつものメイド服にウェイトレス、第一作目「涼宮ハルヒの憂鬱」でも着たバニー服も着ました。その格好で電車に乗ったり街中を歩いたり、公園で子供達に質問されたりします。精神的にも肉体的にも限界イってそうで、挙句の果てには目からビームまでし最後には引きこもります。
ビーム対策に長門に噛まれたりもしますし、今回は前回以上に不幸です。

映画を撮る最中能力がらみの問題でバタバタしますが、今回は文量も少なめで内容が薄いです。とりあえず第一作目「涼宮ハルヒの憂鬱」を読んで、面白かったら読んでも楽しめると思います。

一番気になったのは猫! ハルヒが三毛猫の雄を捕まえてからの台詞から何時しゃべり始めるのかと期待して待っていたらやっぱりしゃべりましたよ猫!しかも渋い声で哲学的な性格……。「みやあ」で少し笑いました。
これからキョンの家で飼われるような描写がありましたし次回の登場を期待しています。

SOS団のメンバーのクラスはそれぞれハルヒとキョンのクラスはアンケート調査で朝比奈は喫茶店、古泉は演劇、長門のクラスは占いをやり、個人的には長門の占い……というか予言?がかーなーり気になります。もし当たるようなら話題になって短編ぐらいならかける気がします。

今回は一度キョンがキレル場面がありますがまああれだけ言ったら怒っても仕方ないんじゃあないのかなあ。
ハルヒは映画を撮ることを楽しんでいい感じにネジが何本かとんでいたとしても言っといた方がいい場面だとも思いましたし、あの場面でいわないで平然としていたらビミョーだと思いますし。その後のハルヒは落ち込んでいる感じの場面は見ててこういう一面もあるんだなあと楽しめましたし。

最後に映画の編集をしたのはハルヒの能力だと私は思ってます。まあ長門でもおかしくはないですけど、能力の効果が現れるまでの時間はある程度ランダムっぽいですしそうかなあと思います

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