タイトル

涼宮ハルヒの陰謀

著者

谷川 流

イラスト

いとう のいぢ

ページ数

文庫判 ページ数:432
出版 角川スニーカー
定価 定価(税込): 630円
あらすじ "年末から気にしていた懸案イベントも無事にこなし、
残りわずかな高一生活をのんびりと楽しめるかと思いきや、ハルヒがやけにおとなしいのが気に入らない。
こんなときには必ず何かが起こる予感のそのままに、俺の前に現れたのは8日後の未来から来たという朝比奈さんだった。
しかも、事情を全く知らない彼女をこの時間に送り出したのは、なんと俺だというのだ。
未来の俺よ、いったい何を企んでいるんだ!?大人気シリーズ怒濤の第7弾!"

 

 

感想

評価:A

今回の話は久々の長編ですが相当面白かったです。
やっぱり長編の方が面白い。

プロローグに消失での後始末をしますがこの話はまあ後始末ですしそれ程盛り上がる事も無く終わります。

内容は時間移動してきた朝比奈さんですがあらすじの通り何も知らされていなく8日日後の未来から移動してきます。
それからキョンと8日間の間の行動を共にし、未来の朝比奈さん(大)であろう人物の手紙の指令どおりに動くのですが何があるのか?何時起こるのか期待しながら楽しめました。
しかし途中現れた未来人らしき男の言い分も分かるし今回の朝比奈さん(大)は何を考えているのか結局ネタバラししてくれませんでしたし未来に対する考え方はなんとなく分かりましたが。
朝比奈さん(大)には少し反感を抱きましたが朝比奈さんが最終的にSOS団に悪い事になる事をやるとは思えませんしどうなるかなあ。

今回の話で長門はやっぱり一番変化しているんだなあと実感しました。長門と朝比奈さんそれぞれがそれぞれに対して意識しているんだと思う描写もありましたしこれから仲良くというより朝比奈さんが苦手意識を無くすことはあるのか、うん?でも朝比奈さん(大)は苦手意識もっていたみたいだし、うん?……まあいいや頭こんがらがる。

ハルヒは話が分かれば今回の行動も理解できますしまあかなり突飛ですがSOS団の皆と遊ぶ事等かなり楽しんでいるなあ、生き生きしているなあと今回微笑ましく思いました。

鶴屋さんはかなりクローズアップされましたが相変わらず謎ですがうーん、異世界人?宇宙人?一般人?……まあなんでも大物だという事は事実ですが鶴屋家次代当主ということが判明。鶴屋家自体が相当大きいらしいですしどうなるのか。

ハルヒが二月には言ってから元気がない理由や朝比奈さんと長門の関係古泉の心情等キャラクター等も楽しめましたが他にも未来人や組織、恐らく宇宙人等のSOS団に対する敵対組織らしいものも見え隠れしてきて、新章突入したみたいな感じです。

最後鶴屋さんが宇宙人か未来人どっちが良いか?ときいてきたしそろそろ終盤に入ってきたのかもしれない。
他にも色々そんなにおいを感じれる部分もありましたし。
でも短編が多いのでまだ結構続くと思えるのですけどね。

他にもラストに出てきた鶴屋壷から出てきたオーパーツの存在が、非常に気になります。
次の長編では、過去にいって色々するのかなあ。そうすると一緒に行くのは朝比奈さん?長門?意表をついてハルヒ?
次回も楽しみにしています。

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