タイトル

風の聖痕6─疾風の槍─

著者

山門 敬弘

イラスト

納都 花丸

ページ数

文庫判 ページ数:320
出版 富士見ファンタジア
定価 定価(税込): 588円
あらすじ 神凪の力を見せてみろ!神凪綾乃を襲撃した一人の少年。その手には風の神器〈虚空閃〉!
風術師の名門・凰一族が、なにゆえ神凪に牙を剥くのか?

神凪綾乃は、目の前で起きたことを理解できなかった。
いや、心のどこかで否定したがっていたのかもしれない。
最強を誇る風術師・八神和麻の風の結界が、敵の風の刃の前に一瞬の抵抗も敵わず打ち貫かれたのだ。
綾乃に戦いを挑んできたのは、一人の華奢な少年。その手には一振りの槍−。
その槍こそ、風の精霊王の恩恵を受けた一族が所持する神器〈虚空閃〉だった。
「炎雷覇の継承者!お前が炎の神器を所有するにふさわしい者であると言うならば−その力、この俺の前に見せてみろ!」
勇ましく叫び、攻撃の構えを見せる少年。果たして彼の目的とは?
水が乱舞し大地が唸りを上げ、風が慟哭するエレメント・アクション第6弾。

 

 

感想

評価:B

今回のメインは神器でそれぞれ四種類の神器が登場しますが神凪所有の神器の火の神器が「炎雷覇」凰一族所有の風の神器の名前が「虚空閃」土の神器の名前が「埜槌」水の神器が「水霊」なのですが名前を聞いた限りでもなんか贋物くさいけど相当な力がある武器らしい。

新登場の凰小雷ですが箱入りに育てられていたのか純粋で和麻はおろか綾乃にも遊ばれてなんかかなり読む進めるたびにいいキャラだと認識します。最初風の神器もって登場しましたから最初和麻の強化のためなのかと思いましたが……違うみたいです。
煉とは違った方向に純粋ですからからかわれると言うか綾乃にまで遊ばれて遊ぶ楽しみを綾乃が覚えるほどですし。

煉君は今回ラストの方に少ししか出ませんでしたけど小雷とどういった話をするのかどういった関係になるか楽しみです。
綾乃は小雷を玩具にして遊んでますしね。
和麻との関係は……良く分からないからなあ。
もこれからどう動くのか未知なキャラクターですし、国に帰っても一族はいないそうですしこのまま神凪家に御世話になるのかな?

話的には前作との関係はほぼなく長編でしたから出るかなあと期待してたんですけど<アルマゲスト>は恐らく関係なくラピスも出てきませんでした。まあ新しい敵キャラみたいな存在や複線が出る話で次巻へのつなぎだと思えばそれなりに面白かったです。

あとがきを読むとこの話はまだ終わってないそうですので「精霊喰い」は出てくるのか、小雷は無事なのか、次はラピス等のアルマゲスト関連が出てくるのか期待しつつ待ちたいと思います。

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