タイトル |
レイン〈4〉世界を君に |
著者 |
吉野 匠 |
イラスト |
MID |
ページ数 |
401ページ 四六判 ソフトカバー |
出版 | 発行アルファポリス 発売元星雲社 |
定価 | 1155円(本体)1100円+税 |
あらすじ | 異世界に存在する大陸、ミュールゲニア。 科学文明の魔手はまだこの地を覆うことなく、廃れつつあるとはいえ、いにしえより伝わる魔法も細々と受け継がれている。 そんな、剣と魔法が支配する世界―― ザーマイン戦後、国の立て直しに追われるレイン達だが、もはや確実視されていたシェルファの王位は、思わぬことで脅かされ始める。とうに戦死したと思われていた上将軍サフィールが、突然の帰還を果たしたのだ。しかも、今は亡きダグラス王の遺言書を持って。 遺言書の内容を盾に、自らの王位を主張するサフィール達旧体制派と、シェルファ王女を擁するレイン・ラルファス連合軍。 唯一の玉座を巡り、両者は真っ向から対立することとなった。 さらには、隣国の混乱に目を付けたシャンドリスが軍を派遣し、サンクワール国内は群雄割拠の様相を呈し始める。 しかし、枯れ谷の戦いでレインがシャンドリス軍を破ったことにより、事態は急激な展開を迎えた。 シャンドリスの名将ジョウ・ランベルクが、ついにレインの深謀を察知したのだ。 フォルニーアを説得し、最終的な戦いを回避するべく動き出す彼だが、そこへリディアに籠もっていたサフィール軍が襲いかかる! 睨み合う三者のうち、混沌のサンクワールを制し、最後の勝利者となるのは誰なのか? 全ての戦局を見据えていたレインもまた、シェルファと共に戦場へと向かう。 同じ頃、宿敵ザーマインで怪しい動きが始まっていた…… |
感想 |
評価:B |
今巻は内乱等、戦が一段落しました。 個人的にシェルファの見方が若干変わるエピソードが多かったと感じました。 サフィール軍なんか初見に比べると異様にかっこよく感じますし、ギャップって大事ですね。 そして外伝(G、G、Sガルフォードゴーストストーリー)はいつも通り本編以上に面白く感じました。 もちろん本編あってこそ、何ですがキャラクターがなんか活き活き動いているような、キャラクターの描写が深いというかそんな風に感じます。 また外伝は一話で完結している事も個人的に良です。 今回の外伝にはシェルファの謎なんかが解かりますし、個人的に大満足です。 ただHP小説を加筆修正しているのはわかりますがそろそろ新作が見てみたいですね。 次回作も期待して待ってます。 |