タイトル

戦闘城塞マスラヲ Vol.1負け犬にウイルス

著者

林トモアキ

イラスト

上田夢人

ページ数

文庫判 ページ数:256
出版 角川スニーカー
定価 定価(税込): 540円
あらすじ 新シリーズ! 感染開始(ウィルス・イン)!
「お・り・が・み」の林トモアキが贈る、
無差別級バトルロイヤル、スタート!


無職で貧乏で、宅急便の受取さえ緊張する対人恐怖症のヒデオ。
ひきこもっていた彼は電子精霊のウィル子に焚きつけられ、究極の武闘大会「聖魔杯」に挑む。
優勝すれば世界が手に入るこの大会に武闘家、軍人などの格闘スペシャリストと、
吸血鬼をはじめとする魔人あわせて3,024人が集結。
人生の一発逆転を賭け、ヒデオは風吹きすさぶ戦闘城塞に降り立つ。「負け犬、返上!」無差別級バトルロイヤル、ここに開幕!

 

 

感想

評価:A

おりがみの続編ということで非常に楽しみにして読んだのですが、おりがみとは違う意味で最高に面白かったです。
ジャンルは俗に言う勘違い系?で主人公が色々なキャラクターに色々な勘違いをされて場をかき乱す様はいっそ爽快です。

前作おりがみのキャラクターもちょくちょくと関わっていたりまたはその関係者だったりして前作を読んでいるとさらに楽しめますがこれ単体で読んでも非常に面白いです。

一回目の勝負は運の勝負で、2回目の勝負は相棒のおかげで、3回目が最高である意味純粋な実力で勝っていました。
「世界はすばらしい、私は神だ」発言なんてしばらく続きが読めないほど腹を抱えて笑わせていただきました。


主人公のヒデオは20歳のひきこもりでライバルのリュータの方が主人公っぽく、
最後の章では主人公的な活躍で、ナゾのメイド、リリーオブバレイと色々関わっていました。

前作との共通点は主人公が底辺に位置する人間である事だと思うんですが、前作の主人公、鈴蘭がつっこみだとすると今策は天然ボケであったときが非常に楽しみです。

ヒデオの能力は、相当殺している目付きにカタギじゃない雰囲気に他称魔眼で現在入院中。
ドリルはするのかしないのか!?非常に楽しみにしています。

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