タイトル

とある魔術の禁書目録(インデックス) (9)

著者

鎌池和馬

イラスト

灰村キヨタカ

ページ数

A6判    ページ数 : 331
出版 電撃
定価 本体570円 + 税28円
あらすじ 巨大運動会の陰で暗躍する、とある魔術師の正体は!? 

全学校が合同で行う巨大運動会 「大覇星祭」 が開催された学園都市に、謎の霊装 『刺突杭剣』 を求め、とある魔術師が侵入した。

その名は、オリアナ=トムソン。
魔術業界屈指の 「運び屋」 であり、『追跡封じ』 と称される彼女の目的とは――。 

 

 

感想

評価:C

今巻は大覇星祭。7日間にわたって行われる学園都市で催される大規模な運動会。その一日目に起こった出来事がメインかな。

話自体は前巻がはっちゃけているし今回の内容は前振り見たいな内容ですし、
この巻単体ではあまり笑いどころや燃えるような内容等他の巻と比べるとやっぱり劣って見えます。
まあ前振りは重要ですしキャラの絡みで少し気になるところもありましたし、続きが気になる内容ではありました。


「刺突杭剣」についても初めから違和感がありましたし。
リドヴィアの性格は聞いた感じでは教義をとても大事にしているように感じましたし、
ある意味『聖人』を殺すためにあるような道具をこんなに苦労して取引するより布教活動してそうな印象を受けたので最後には納得しました。
それならやるよなあ、と。

今巻で一番熱いと感じたのは、小萌先生のエピソードですね。
大覇星祭一日目ぐらいはほのぼのと事件の匂いをさせる程度で、いっそ一巻丸ごと御祭りの空気を感じてみたかったですね。
まあ黒子の小話やフラグまみれとうま発言、大変なのにコミカルな雰囲気の玉入れなんかできっちりと笑わせていただきましたが。

……姫神秋沙の行動について少し気になりましたが、クラスに溶け込めたと描写したかっただけかなあ。


次の巻は一月後なので色々想像を膨らませつつ楽しみに待ちたいと思います。

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